飲食店経営を考えるときに、失敗事例を参考にする!という方法があります。
勢いよく飲食店をオープンしたものの、あえなく失敗したケース。
うまくいっていたのに、ちょっとしたことで赤字に転落したケース。これらのケースは想像以上に多いのです。
有名な事例をご紹介しましょう!
昔「マネーの虎」という人気番組がありました。起業を目指す一般人が事業計画を投資家達にプレゼンし、上手く行けば出資をしてもらえるという内容で私も夢中になって見ていました^^
その番組に出演していたカリスマ事業化たちの現状にびっくり!!
堀之内九一郎(リサイクルショップ)年商102億→倒産
川原ひろし(ラーメンチェーン店)年商6億→借金
安田久(エンターテイメントレストラン)年商18億→破産
小林敬(飲食店フランチャイズ)年商65億→自己破産
上野健一(不動産開発会社)年商72億→倒産
南原竜樹(自動車輸入販売)年商55億→借金
なんと半数が飲食店経営からの失敗をしていますww
これだけのカリスマたちでもあっけなく倒産してしまう。飲食店経営はリスクが高く、長く続きにくい職種なのです。
では飲食店経営は辞めた方が良いのか?
いえいえ、もちろん成功事例もたくさんあります!それら成功した方の共通点として、その業界に対して熱い気持ちを持ち続け、お客様のことを常に考える視点を持っている。そういった経営者が成功をつかむのです。
そんな熱い気持ちをもった方には、何度でも飲食店経営をトライしてほしいです。
最近いろいろな業界でコンサルタントという職業を耳にしますが、フード業界もコンサルティング会社や飲食店経営コンサルタントはたくさんいるようですね。飲食店を自分で経営し成功した人や失敗した人が、その経験を活かして飲食店経営コンサルタントになっていることも多いようです。飲食店の経営コンサルタントになりたければどんな資格が必要なのでしょうか。
基本的にコンサルタントになるために必要な資格というものはありません。最近では中小企業診断士という資格がコンサルタントになるための資格と言われているようですが、この資格を取得していなくてもコンサルタントになれます。もちろんこの資格を取得することで、基本的な知識を身に付けられますし、顧客へのイメージアップになるので取得しておくのは良いことです。
飲食店の経営コンサルタントになりたければ、飲食店を好きになることです。好きなことにはいくらでも力を注ぎ込めますよね。学生の頃にいろんな飲食店を経験することも役に立つでしょう。また、フード業界以外のことにも常にアンテナを張り興味を持って、時代が何を求めているのかを感じ取ることも必要です。性格的には、お人好しでお節介なタイプが向いている職業ではないでしょうか。
レストランやカフェなど自分のお店を開業したいと考えたことのある人は結構いるのではないでしょうか。でも、調理師の資格なんて持っていないしなぁ・・・なんて思っていませんか?実は飲食店を開業して経営していくのに必要な資格は、調理師の資格ではありません。もちろん調理師や栄養士の資格を取得するにこしたことは無いでしょうが、飲食店を経営するのに調理師の資格は持っていなくても大丈夫なのです。
飲食店を開業し経営していくのに必要な資格は、食品衛生責任者の資格です。調理師や栄養士の資格を持っていれば食品衛生責任者になれますが、持っていない場合には、保健所が開催している講習会を受講し修了すれば食品衛生責任者の資格が手に入ります。講習会は1日(実質6時間くらい)で、費用は1万円です。小さな飲食店を経営するのに必要な資格はこの1つです。
従業員を含め30人以上の飲食店を経営する場合は、この他に防火管理者の資格が必要になります。防火管理者の資格は、1日~2日間の講習会を受講することで取得できます。費用は5,000円~6,000円です。飲食店を開業するには、この2つの資格があればできるので、開業自体はさほど難しくはないのですよ。